Special Topics
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植物由来原料を混合した
ハイブリッドウレタンフォーム
“TECORA”を新開発植物由来原料(ひまし油)を混合し、製造〜廃棄時のCO2排出量が従来のウレタンフォーム製品に対して36.1%の削減(TECORA biomass40の場合/当社調べ)になる新製品TECORAを開発、発売を開始しました。
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東京都中小企業振興公社主催
「ゼロエミッション実現に向けた
経営推進セミナー」に登壇「ルールが市場を創る!ニッチトップ企業が挑戦する脱炭素とフェアトレード」をテーマに弊社代表坂本昇とSDGsプロジェクトリーダー野村みのりが講演、トークセッションを行いました。
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TOKYOエシカルにパートナーとして参加
エシカル消費を推進する東京都のプロジェクトに参加しました。国内最大級エシカル関連イベント「NEW ENERGY TOKYO」の「TOKYOエシカルゾーン」で行われたトークイベントには、弊社坂本、髙岡、大坪が登壇しました。
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「ESGが生み出す選ばれるビジネス」で
当社事例を紹介ESGによってステークホルダーから「選ばれるビジネス」を行うための入門&実践書「ESGが生み出す選ばれるビジネス」(水野雅弘著)の中でESG経営の実践例として弊社が紹介されました。
サステナブルチャレンジ2030
達成状況
CO2排出量
2030年までの目標 スコープ1、2のCO2排出量実質ゼロに
昨年に比べ、わずかに減少しましたがほぼ横ばいの状態です。ウクライナ情勢の影響により、グリーン電力へのスイッチが難しい中、まずは発生源において量を減らす施策を検討しています。
※Scope1排出量(直接排出)+Scope2排出量(間接排出) +Scope3排出量のカテゴリー5,6,7の排出量合計です。
※達成率=太陽光発電によるCO2削減量÷(2022年CO2排出量+太陽光発電によるCO2削減量)
※2022年つくば事業所年間太陽光発電量166,220 kWh*= CO2排出削減量74.3t- CO2
※ここに示しているCO2排出量は、温室効果ガス(GHG)のCO2 e= CO2換算排出量です。
主な取り組み
- 白熱灯、蛍光灯からLEDへの変換を進めています(LED比率61.2%)。
- 事務所維持のためのエネルギー負荷軽減の意味合いを含め、大阪の事務所を解約しました。
業務はリモートワークと出張で対応しています。
再生可能原材料比
2030年までの目標 再生可能原材料比を50%に
天然ゴム使用のユキロンRPN、NR-FTの伸長、TECORAの投入により、植物由来の再生可能原材料の比率が20%を超えました。
- ※NRは天然ゴム、PU_Bは植物由来のポリウレタン原料、PU_Pは石油由来のポリウレタン原料、
NBR(アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)は石油由来の合成ゴム原料です。
主な取り組み
- ヒマ油からつくった原料を混合したハイブリッドポリウレタンフォーム“TECORA”をローンチしました。
同時にバイオマスプラを何%混合しているかがわかるロゴタイプを公開し、取引先様製品も使えるようにし、バイオマスプラ拡大に寄与します。
廃棄物
2030年までの目標 全行程での廃棄物を50%に ※2010-2019年平均比
廃棄処理時期などによる年変動のため、2022年は前年に対して廃棄物が大きく増えましたが、10年平均に対しては減少傾向です。
- ※産業廃棄物=廃プラスチック排出量(原料由来 / 原料以外)+廃油+汚泥+その他廃棄物
- ※その他廃棄物=燃えがら+木くず(木パレット)+ガラス・コンクリート・陶器くず
- ※埋立処理に使われている一部の汚泥を除き、廃プラスチックは燃料または路盤材として、
廃油はNox抑制燃料として、汚泥、燃えがら、ガレキ類はセメントやコンクリート素材として、
木クズは木質チップとしてリサイクル利用されています。
- ※廃プラスチックサーマルリサイクル比率=
廃プラスチック排出量(自社サーマルリサイクル分)÷原料由来廃プラスチック排出量全量 - ※2022年はボイラーの故障により、自社サーマルリサイクル量が減りました。
その他廃棄物
主な取り組み
- 部署ごとに紙類用(段ボールの芯など)のリサイクルBOXを設置しました。
つくば工場で出る一般ゴミのうち、ペットボトル、紙、プラ製の袋を分別し、全てリサイクルしています。
女性管理職
2030年までの目標 女性管理職50%に
主な取り組み
- キャリア適正を活かし、女性が管理職に昇進しやすい環境をつくるため、
ジョブローテーション制度の導入を検討しています。 - モチベーションアップとスキルアップを目的とした外部研修を受講できるようにしました。
- キャリアの将来図を具体化するための体制づくりを、総務と協力し進めています。
フェアトレード天然ゴム
2030年までの目標
日本で流通する天然ゴムを
100%フェアトレードに
当社お取引先3社の製品パッケージ、HPでフェアトレード天然ゴムマークを使用していただいています。海外顧客においても趣旨に賛同を得られ、5社でフェアトレードNR使用製品を採用いただいています。
STEP 1 | 雪ヶ谷化学が扱う天然ゴムを全てフェアトレード調達し、業界内外に必要性を発信する |
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STEP 2 2022年達成 |
フェアトレード天然ゴムマークを複数社が使用し、化粧品業界および他のゴム製品でフェアトレード天然ゴム使用を発信する企業が増える |
STEP 3 | フェアトレード天然ゴムマーク使用企業が10社を超え、化粧品業界および他のゴム製品でフェアトレード天然ゴムの認知と理解が高まる |
STEP 4 | タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が10%を超える |
STEP 5 | タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が30%を超える |
STEP 6 | タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が50%を超える |
STEP 7 | タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が30%を超える |
STEP 8 | タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が50%を超える |
STEP 9 | タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が75%を超える |
STEP 10 | 日本で生産される製品に使用される天然ゴムがすべてフェアトレード天然ゴムになる |
主な取り組み
- 前年に続き、現地スタッフが実際に農園に出向き、当社で扱う天然ゴムが児童労働や強制労働がなく、公正な取引で調達されていることを調査し、フェアトレード天然ゴムであることを確認しました。