Special Topics
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第7回ジャパンSDGsアワード
SDGs推進副本部長 (内閣官房長官)賞 受賞弊社のこれまでの取組が評価され、民間企業では初めて内閣官房長官賞を受賞しました。これからも、取引先、消費者のみなさまと共にさらなる取組を進めてまいります。
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稲敷市「持続可能な地域づくりシンポジウム」に登壇
茨城県稲敷市主催の「持続可能な地域づくりシンポジウム」に弊社代表坂本昇が登壇。弊社の事例を紹介すると共に有識者とパネルディスカッションを行いました。
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日本初のSDGs工業団地「iSIP」始動
弊社が立地する茨城県稲敷市の下太田工業団地、下太田第2工業団地17社のみなさまと共に、サーキュラーエコノミーやカーボンニュートラルをパートナーシップで目指す、日本初のSDGs工業団地「iSIP(inashiki Sustainable Industrial Parks)」をスタートさせました。
サステナブルチャレンジ2030
達成状況
CO2排出量
2030年までの目標 スコープ1、2のCO2排出量実質ゼロに
主に廃棄物量減や日照による太陽光発電料増により、CO2排出量が2ポイントほど減少しました。しかしながら状況要因による減少なので、設備や事業の方法によって排出量を減らす施策を検討しています。
※Scope1排出量(直接排出)+Scope2排出量(間接排出) +Scope3排出量のカテゴリー5,6,7の排出量合計です。
※達成率=太陽光発電によるCO2削減量÷(2022年CO2排出量+太陽光発電によるCO2削減量)
※2023年つくば事業所年間太陽光発電量178,437 kWh*= CO2排出削減量81.5t- CO2
※ここに示しているCO2排出量は、温室効果ガス(GHG)のCO2 e= CO2換算排出量です。
主な取り組み
- サーマルリサイクルボイラーの故障を受け、よりCO2排出量の少ない設備の導入を検討しています。
再生可能原材料比
2030年までの目標 再生可能原材料比を50%に
植物由来の再生可能原材料比率20%はキープしましたが、やや比率が下がりました。販売比率の増加が課題です。
- ※NRは天然ゴム、PU_Bは植物由来のポリウレタン原料、PU_Pは石油由来のポリウレタン原料、
NBR(アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)は石油由来の合成ゴム原料です。
主な取り組み
- 日々の営業活動の中で再生可能原材料使用製品を積極的に推奨しているほか、CITE JAPAN2023などのイベント出展などによる認知拡大を図っています。
- 製造工程で使用する接着剤等も植物由来原料を使用したものへの変更を検討しています。
廃棄物
2030年までの目標 全行程での廃棄物を50%に ※2010-2019年平均比
製造時の原料使用量をより詳細に管理できるシステムの導入と中間生成物を無駄なく使う工程改良により、歩留まりを約6%改善することができ、廃棄物比率を小さくすることができました。
- ※産業廃棄物=廃プラスチック排出量(原料由来 / 原料以外)+廃油+汚泥+その他廃棄物
- ※その他廃棄物=燃えがら+木くず(木パレット)+ガラス・コンクリート・陶器くず
- ※埋立処理に使われている一部の汚泥を除き、廃プラスチックは燃料または路盤材として、
廃油はNox抑制燃料として、汚泥、燃えがら、ガレキ類はセメントやコンクリート素材として、
木クズは木質チップとしてリサイクル利用されています。
- ※廃プラスチックサーマルリサイクル比率=
廃プラスチック排出量(自社サーマルリサイクル分)÷原料由来廃プラスチック排出量全量 - ※サーマルリサイクルボイラーの故障、停止により自社サーマルリサイクルができませんでした。
その他廃棄物
主な取り組み
- 製造時の原料使用量をより詳細に管理できるシステムを導入し、歩留まりを改善しました。
- 製造途中の中間生成物の廃棄基準を見直し、無駄が少なくなる工程に改善しました。
- 今までリサイクルができていなかった「ゴミ袋」「樹脂製ドラム缶」「パレット」の資源リサイクルをはじめました。
- 過剰な不良判定による廃棄量を減らすため、取引先さまと協議し、納入製品の合格基準を見直しました。
- ペットボトルのフタを回収し、途上国のワクチン接種費用に変える取り組みをはじめました。
女性管理職
2030年までの目標 女性管理職50%に
主な取り組み
- 昨年提案したキャリアの選択肢を広げる目的のジョブローテーション制度が認められ、工場内でジョブローテーションを実施しました。
- プロジェクトチーム主催で、従業員数名ずつ集まり意見交換会を実施しました。
- 総務部によるキャリアチャレンジ面談を実施しました。
フェアトレード天然ゴム
2030年までの目標
日本で流通する天然ゴムを
100%フェアトレードに
製品パッケージ、HPでフェアトレード天然ゴムマークを使用していただいているお取引先は、3社(昨年)→6社に増えました。フェアトレードNR使用製品を採用いただいているお取引先は、海外顧客含め、5社(昨年)→8社になりました。
STEP 1 | 雪ヶ谷化学が扱う天然ゴムを全てフェアトレード調達し、業界内外に必要性を発信する |
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STEP 2 2023年達成 |
フェアトレード天然ゴムマークを複数社が使用し、化粧品業界および他のゴム製品でフェアトレード天然ゴム使用を発信する企業が増える |
STEP 3 | フェアトレード天然ゴムマーク使用企業が10社を超え、化粧品業界および他のゴム製品でフェアトレード天然ゴムの認知と理解が高まる |
STEP 4 | タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が10%を超える |
STEP 5 | タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が30%を超える |
STEP 6 | タイヤを除いた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が50%を超える |
STEP 7 | タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が30%を超える |
STEP 8 | タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が50%を超える |
STEP 9 | タイヤを含めた国内生産品におけるフェアトレード天然ゴムの使用率が75%を超える |
STEP 10 | 日本で生産される製品に使用される天然ゴムがすべてフェアトレード天然ゴムになる |
主な取り組み
- 今年は日本からもSDGsプロジェクトリーダーが現地スタッフと共に農園に出向き、当社で扱う天然ゴムが児童労働や強制労働がなく、公正な取引で調達されていることを調査し、確認しました。現地で働く人の声を聞き、環境を体感することで理解を深めることができました。