エフピコさんのリサイクル工場へ見学に行ってきました!
先日、茨城県八千代にあるエフピコさんの工場を雪ヶ谷SDGsメンバーで見学させていただきました。
エフピコさんはスーパーやコンビニなどで使用されている食品トレーのトップメーカーです。
トレーは日常的に手にする機会が多く、誰しもが製品をイメージできると思います。
何故エフピコさんの工場を見学することにしたのか?
今でこそ様々な企業がエコやSDGsなどの活動を行っていますが、エフピコさんはいち早く環境保護やリサイクルに取り組んだ企業なのです!
「見学する事で思いもつかなかったSDGsのヒントを見つける事ができるかもしれない!」そんな理由で私達は意気込んで見学させていただく事にしました。
現地に赴き、まず驚いたのは工場の大きさです。
私が調べたところ敷地面積は2万893坪あるようです。
東京ドームが1万4140坪ですので、比較するとその広さがわかると思います。
この敷地の中に選別する為の工場、トレーをリサイクルする為の工場、ペットボトルをリサイクルするための工場があります。
受付を済ませ今回の目的地であるトレーのリサイクル工場へ車で向かいます。
広い工場内でもすっきりと整頓されていて迷う事はありませんでした。
出迎えてくださったのはエフピコの小林さん。
後に続き、いざ工場内へ!
工場入口にはエフピコさんが行ってきたリサイクル活動の展示品が所狭しと並べられていました。
子供たちとの交流、地元地域交流、リサイクルトレーの素材等など…!
とにかくカラフル且つ、盛りだくさんに展示されているのでどれから拝見したら良いのかと思わずキョロキョロしてしまいました。
説明を受けるための部屋に到着すると早速お話が始まります。
エフピコさんのリサイクルの歴史、仕組み、取り組み。
個人的に印象深かったお話はトレーの回収についてのエピソードです。
今では当たり前に目にするスーパーのリサイクルステーションですが、始めた当初は6ヶ所しか配置されていなかったそうです。
エフピコさんの営業活動、地域スーパーの協力、消費者の協力を32年間続け「リサイクルステーションはどこのスーパーにもある」という当たり前の景色になったそうです。
そんなお話がとても心に残りました。
他にも興味深いお話が沢山ありましたが実際に見学し、お話を伺うことをお勧めします!
一通り説明を受けた後、工場の見学が始まります。
集められたトレーの山があって、その隣には大きなコンベアーが4台、コンベアー上にはトレーが大量に流れています。
それを挟むように作業する方々が立ち、白色と色付きに分別しています。
作業する手はとても素早く一切の無駄がありません。
その後は風力で混入物が無いように分別し、洗浄。
後は細かく粉砕して押し出し機へ運ばれ、トレーの材料であるペレットという米粒のような形に再加工されリサイクルは完了です。
リサイクルの工程は一目で誰にでもわかるように機械毎に大きな表示がされています。
説明もとてもわかりやすいです。
エフピコさんを見学させていただき、小さい事を継続する大切さ、先へ先へと深く考え無駄がないようにする事、その二点を学ぶことができました。
今後、学んだ事を雪ヶ谷のSDGsに活かしていきたいと思います。
宮崎